初節句のお祝い 女の子の場合
女の子が生まれたら、母方の実家から初節句のお祝いに雛人形を贈り、男の子が生まれたら、父方の実家から鯉のぼりや兜(かぶと)を贈るという地方が多いです。
住んでいる地域によって多少の違いはありますが、私が住んでいる地方も女の子には母方の実家から雛人形を贈ります。
しかし、嫁の実家から雛人形が贈られず、「あれっ?」と思ったことがあります。
てっきり、嫁の実家から贈られるものと思い込んでいました。
裕福な家庭なので、経済的な理由ではないでしょう。
もしかして、その地域では父方から贈るという土地柄だったのでしょうか?
だとしたら、私の失態ですよね。(親戚の付き合いはむずかしい!)
嫁自身が立派なひな人形を持っている人なので、実家のひな人形を使ったようです。
遠くに住んでいるので、こんな場合はきちんと聞いて確認するべきでしたね。
初孫だったので、わけがわからないまま初節句が終わってしまいました。
両家の考え方の違いがあります。
うっかり聞くと、雛人形を買ってくださいと押し付けているようだし、本当に難しいです。
お祝いの金額の相場もありますし、初節句についてきちんと調べてみました。
初節句のお祝い 女の子の場合
初節句とは、赤ちゃんが生まれて初めて迎える節句のこと。
女の子は桃の節句です。男の子は端午の節句。
単なるお祭りではなく、赤ちゃんに降りかかる災厄をはらい健やかな成長を願う行事です。
女の子の場合、母方の実家から雛人形を贈ってもらったら、子どもの初節句(3月)のお祝いに招待して、お食事をふるまうのがいいでしょう。
桃の節句なので、ちらし寿司や蛤のお吸い物のお膳でお祝いをします。
出典:https://cookpad.com/
遠くの両親を呼べない場合は、雛人形の前で赤ちゃんの写真を撮り、内祝いと共に贈ると喜ばれます。
いただいた被布(ひふ)があればそれを着せて、人形と一緒にパチリ。
その写真を引き延ばして送ります。
遠くに住んでいて、たまにしか会えない祖父母は孫の写真が大好きです。
初節句 女の子のお祝いの金額
初節句での女の子のお祝いの金額の相場はいくらくらいでしょうか?
初節句のお祝い金を贈る場合の相場
祖父母・・・50,000円~300,000円 兄弟・・・5,000円~10,000円 親戚・・・5,000円~10,000円 |
これは初節句の時の相場です。
表書きは「初節句御祝」「初雛御祝(はつびなおいわい)」「玩具料」とします。
水引は紅白・赤白の蝶結びにします。
親戚などからお祝いをいただいた場合は、初節句のお祝いの席にご招待しましょう。
遠方のご親戚などで、お祝いの席に来ていただけない場合は内祝いを贈ります。
お返しは半返しになりますので、頂いたお祝いの額の半額くらいのお菓子などを贈ります。
お礼状と初節句の写真を添えると喜ばれますよ。
初節句のお祝い 女の子へのプレゼント
初節句のひな人形は母方の実家から贈るという慣習が一般的のようです。
今は両家で話し合ったりして、分担するケースもありますが。
二人目、三人目の女の子に贈る場合は「吊るし飾り」がおすすめです。
キラキラ輝くスワロフスキークリスタルガラスを使用した吊るし飾り!
かわいいですねぇ!
「吊るし飾り」は江戸時代から伝わる伝統工芸品で、お雛様の脇に飾り、桃の節句を祝っていました。
孫の健やかな成長を願い、着物の残り布を使って祖母が一針一針手作りしたものが始まりと言われています。
本来なら、二人目にも雛人形を贈るのですが、住宅事情などがあり、二つ目は難しいです。「吊るし飾り」ならコンパクトで、かわいらしく、とても喜ばれます。
被布(ひふ)とは?
被布(ひふ)は3歳の女児のお祝い着です。
簡単にいうと着物の上に着るベストみたいなものです。
一般的には、着物を兵児帯で着付けその上から被布を羽織ります。
最近では、雛人形を買い求めた時に、サービスで被布が付いてくる場合があります。
女の子の孫が3歳になると、おじいちゃんおばあちゃんは孫に被布を贈ったりします。
お祝い膳の献立
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初節句(桃の節句)には、白酒や雛あられ、菱餅をお供えします。
ちらし寿司と蛤(はまぐり)のお吸い物はひな祭りの伝統的なお祝い膳の献立です。
ちらし寿司には沢山の具が混ぜ込まれていて、食べ物に困らないようにという願いが込められています。
はまぐりの貝殻は一対になっていることから、一人の人と生涯連れ添うようにという願いが込められています。
お祝い膳には、これらのほかに鯛の尾頭付き、サラダ、から揚げ、お刺身などをつけてお祝いしてあげましょう。
最近は雛ケーキも人気です。
小さいお兄ちゃんやお姉ちゃんがいると、ケーキで盛り上がりますよ。
初節句のお祝い 女の子 まとめ
初節句とは、赤ちゃんが生まれて初めて迎える節句のことです。
女の子は3月3日の桃の節句に家族で祝い膳を囲みます。
赤ちゃんに降りかかる災厄をはらい健やかな成長を願う行事なので、きちんとお祝いしてあげましょう。
雛人形を贈る場合は、1か月以上前に贈ります。
初節句は、1か月前に飾るしきたりがあるので、遅れないようにしてくださいね。