インフルエンザ検査の最適な時間とは?
夜中にいきなり子供が発熱しました。
熱を図ると40度を超えていて・・・焦りました~
夜8時くらいでしたが、近くの救急病院へ連れて行きました。
大きな病院で、時間外診療だというのに、具合の悪そうな人たちがいっぱい待合室にいました。
熱が高そうでぐったりした子や、具合の悪そうな大人の方も・・・
うちの子は熱で熱くなっていましたが、抱っこされておとなしくしていました。
大きな救急病院が近くにあって、本当にありがたかったです。
しかし、時間外診療にもかかわらず、待ち時間は長かったなぁ・・・
やっと呼ばれて診察室へ。
鼻に綿棒の大きいものを入れられて、インフルエンザの検査をされました。
その後、再度呼ばれて結果は陰性といわれ、一応ほっとしました。
熱さましなどを処方してもらってやっと家に帰りましたが、子供は熱のためおとなしかったです。
おかげさまで、40度もあった熱が翌朝には平熱に下がり、元気にウロウロし始めました。
夜中の発熱は焦りますね。
40度もあると、気が動転していて病院へ行くのにも忘れものとかしていましたし・・・
(家族に取りに行ってもらいました)
しかし、陰性といわれても安心してはいけません。
インフルエンザの検査は、検査時間のタイミングで本当は陽性なのに、陰性と出てしまうことがあるそうです。
インフルエンザ検査の最適な時間とは?
インフルエンザ検査をするのに、最適な時間があります。
検査が早すぎると、たとえインフルエンザにかかっていても、陰性と出てしまいます。
検査はいつ受ければいいのでしょうか?
「迅速診断キット」によるインフルエンザの検査を受けるのは、発症後12時間から48時間前後が最適といわれています。
反対に、発症から3日以上経つと、ウイルスが減少しはじめ、キットに反応しなくなってしまう可能性もあります。
うちの子は発熱してすぐに連れて行ったので、もしインフルエンザだったとしても結果は陰性といわれていたでしょう。
翌朝まで待って病院へ行くのが確実なのですが、40度の高熱に焦ってしまい、朝まで待てませんでした。
もし、翌朝になっても高熱が続くなら、再度受診した方が安心です。
抗インフルエンザ薬は、インフルエンザにかかったら48時間以内に服用しないと効果が期待できません。
インフルエンザウイルスに感染すると、急な発熱や、筋肉痛などの重い全身症状が出るため動き辛いかもしれませんが、病院へは早めに行きましょう。
治療薬の役割はウイルスの増殖を防ぐことです。
なので、48時間を超えてすでにウイルスが増殖している場合には効きにくくなります。
体内でウイルスが増殖する前の段階に薬を服用することで、ウイルスに抵抗する抗体を体内で十分な量作ることができ、早く症状を治めることができるのです。
治療薬を効果的に服用できれば回復も早く、症状の重症化や合併症のリスクも抑えることができます。
検査方法にはどのようなものがありますか?
インフルエンザに感染しているかどうかを調べるために多くの医療機関で「迅速診断キット」が使用されています。
迅速診断法のほかにも、インフルエンザの検査方法はいくつかありますが、高度な技術が必要なため、検査ができる医療機関は限られています。
4種類の検査方法
迅速診断キット
インフルエンザの検査を受ける最適なタイミングは「発症してから12時間〜48時間以内」です。
インフルエンザの感染の有無だけでなく、インフルエンザA型なのかインフルエンザB型なのかウイルスの種類も判定することができます。
発症の直後はウイルスの増殖が十分ではなく、陰性になることがあります。
迅速診断キットで判定できる十分な量までウイルスが増殖するのは発症後12時間以上が経過してからです。
血清抗体
インフルエンザに対する抗体を持っているかを調べるための検査です。
インフルエンザを発症してから7日以内と、症状が回復してからの2回に血液を採取します。
結果が出るまでに2週間ほどかかります。
ウイルス分離
ウイルスの詳細を調べるため精度は高いですが、結果が出るまで5~10日ほどの時間がかかります。
ウイルス分離検査ができる医療機関は限られており、集団感染をした際に用いられます
PCR
体内にインフルエンザウイルスの遺伝子がいないか検査する方法です。
PCR検査では、インフルエンザのA型・B型だけではなく、インフルエンザA型の中でも「H1N1」なのか、香港型と呼ばれる「H3N2」なのか、といったウイルスの種類までわかります。
結果が出るまでに時間がかかり、一部の医療機関と保健所でしか行われていません。
インフルエンザ検査の時間は発熱後のいつがいい?
インフルエンザの検査を受ける最適なタイミングは「発症してから12時間〜48時間以内」です。
48時間以内だと治療薬が効きますので、インフルエンザが疑われる場合は、ぜひ48時間以内に受診するようにしましょう。
また、インフルエンザは症状が出る前に1〜3日間ほどの潜伏期間がありますが、この期間に検査を受けても陰性になります。
インフルエンザの検査を受ける最適なタイミング
朝は元気だったのに、昼間に家や学校や保育園で発熱などで発症した場合には、周囲にインフルエンザの人がいるのなら、午前中の発症でも夕方の受診がおすすめです。
熱などの症状があって、様子を見ていて寝る前にどんどん熱が上がっていくような場合には、夜間救急を受診するかどうか判断しなければいけません。
肺炎や脳症を疑われるような症状があれば、夜間でも救急を受診しましょう。
肺炎なら、高熱と多呼吸、高熱と顔色不良、多呼吸と顔色不良のどれかの組み合わせが認められます。
脳症なら、高熱と意識レベルの低下(ウトウトする)、けいれんが10分以上続くかけいれんを繰り返す、けいれん後の意識が戻らない、異常行動などの症状がみられます。
インフルエンザの初期症状
インフルエンザの初期症状は38〜40℃の高熱や頭痛・筋肉痛などの全身症状があります。
インフルエンザの人が多い環境で、急激な高熱や悪寒・寒気、強い筋肉痛・関節痛、頭痛などがあったらインフルエンザを疑いましょう。
痛みを感じる部位は頭、喉、お腹、肩、腰、関節、筋肉など全身になります。
関節痛・筋肉痛は動かしたら感じる痛みというよりも、じっとしていても持続的に感じる鈍い痛みです。
喉痛は痛みが強いのが特徴的です。
インフルエンザ検査にかかる時間は?結果はいつわかる?
迅速診断キットの検査自体にかかる時間は8〜15分程度です。
検査結果が出たあとに再度診察室に呼ばれて結果を聞きますので、実際にはもう少し時間がかかりますが、受診日には結果がわかります。
インフルエンザに罹って高熱があっても、大半の人は安静にしているだけで自然治癒します。
インフルエンザに罹った人全員が抗インフルエンザ薬を服用しなければならない訳ではありません。
インフルエンザの治療の一番の基本は安静と十分な栄養です。
人に伝染さないためにも、自宅安静を守ってください。
しかし、子どもの場合は心配なので、早めに受診したいですね。
家族は患者と家族の部屋を分ける、顔を合わせるときはマスクをするなどして家庭内感染を防ぎましょう。
インフルエンザ検査時間 まとめ
身近にインフルエンザに罹っている人がいるなら、もし発熱した場合は自身のインフルエンザ感染を疑ってみます。
「迅速診断キット」によるインフルエンザの検査を受けるには、発症後12時間から48時間前後が最適といわれています。
発熱した時間はしっかり確認しておきましょう。
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