インフルエンザの予防接種の値段はどれくらいでしょうか?
私たちが子供の頃はインフルエンザの予防接種は学校でみんな一緒に受けていましたが、任意の接種に変わってから、個人でお金を払ってやるようになりました。
ワクチンを打っても、インフルエンザの予想が外れたらワクチンが効かないのでムダになるとか、様々なことがいわれていますが、一度インフルエンザに罹ってしまい、熱や関節痛でつらい目にあった人は、たいてい毎年予防接種を受けているようです。
私自身はひどいインフルエンザに罹った記憶がないのですが、友人は熱と全身の痛みで寝ていても辛かったといいます。
特に子供がインフルエンザに罹ると、恐ろしいインフルエンザ脳症の心配があります。
もしも重症化したり、インフルエンザ脳症になって、取り返しのつかないことになったら怖いです・・・
熱が出て、いきなり高熱でぐったりするらしいので、できればインフルエンザの予防接種は流行する前に受けておきたいですね。
インフルエンザが流行し始めてから予防接種を受けても間に合わないらしいですが、いったいいつ受ければいいのでしょうか?
あまりに早く受けると、A型の次に来るB型が流行する前にワクチンの効果が切れるとかいう噂もあります。
最適な時期はいつなのでしょうか?
インフルエンザの予防接種の値段はどれくらい
インフルエンザの予防接種の値段はどれくらいかかるのでしょうか?
インフルエンザの予防接種は自由診療なので、ワクチンの値段は医療機関で異なります。
値段は2,000円くらいから7,000円まで。幅が広いですね。
インフルエンザ予防接種の値段の目安
対象年齢 | 値段の目安 |
6か月〜13歳未満 | 6,000円〜7,000円程度(2回接種) |
13歳以上〜成人 | 3,000円〜5,000円程度 |
高齢者 | 無料〜2,000円程度 |
各市町村により異なりますが、高齢者(65歳以上)の方は補助があります。
インフルエンザ(influenza)は、インフルエンザウイルスを病原とする気道感染症ですが、「一般のかぜ症候群」とは分けて考えるべき「重くなりやすい疾患」、と定められています。
2017/2018 冬シーズンのインフルエンザワクチン株が発表されています。
特に気になるのが、現在オーストラリアで「殺人インフルエンザ」と呼ばれているa香港型インフルエンザ【H3N2亜型】です。
オーストラリアは季節が日本と真逆ですので、日本でもこれから冬に向けて「殺人インフルエンザ」と呼ばれている「a香港型インフルエンザ」が大流行する恐れがあります。
オーストラリアではA型、B型のインフルエンザが同時に流行していますが、死者の多くは香港A型の一種である「H3N2亜型」に罹っていたそうです。
インフルエンザワクチン株
A/Singapore(シンガポール)/GP1908/2015(IVR-180)(H1N1)pdm09
A/Hong Kong(香港) /4801/2014(X-263)(H3N2) B/Phuket(プーケット)/3073/2013(山形系統) B/Texas(テキサス)/2/2013(ビクトリア系統) |
インフルエンザHAワクチンの製造元
阪大微生物病研究会(阪大微研)
北里第一三共ワクチン株式会社(北里) デンカ生研株式会社(生研) 化学及血清療法研究所(化血研) |
備えあれば患いなし、です。
特に、子ども、受験生、妊婦さん、高齢者など、インフルエンザが流行する前に、ぜひ予防接種を受けておいてください。
インフルエンザの予防接種はいつから始まるの?
2017年は、10月1日くらいから病院での受付が始まります。
各医療機関は10月くらいからインフルエンザの予防接種の予約を開始しているようですね。
かかりつけのクリニックや耳鼻科などで、予約をお願いしておきましょう。
予約が遅くなると、ワクチンがなくなることもありますので、早めがおすすめです。
クリニックでは問診があり、診察をして、さらにワクチンの作用や副作用の説明があります。
クリニックによって、インフルエンザ予防接種の料金が違うために、安いところを探される方もいらっしゃいますが、できればいつもお世話になっているかかりつけの先生にお願いするのが安心です。
初めての方が予防接種を希望されても、医師にすれば体調もよくわからないという理由から、お断りされる方もいらっしゃいます。
予防接種は金額だけで決めないで、予防接種に精通した、信頼できる医療機関で受けましょう。
インフルエンザ予防接種の時期 大人の場合は…
予防接種を受ける時期としては、10月中旬頃から12月中旬くらいをおすすめします。
インフルエンザの予防接種は効果がでるまで約3~4週間かかり、1ヶ月で効果が最大になります。
その後約5ヶ月間効果が持続します。
なので、インフルエンザが流行する12~3月にワクチンの効果が発揮できるように受ける時期を調整します。
11月に受けると、ちょうど3月くらいまで効果が持続しますから。
大人は1回受ければよいといわれていますが、実際は2回受ける方が効果は高いそうです。
大人の場合、1回の接種で64%の予防効果があり、2回では94%になります。
特に高齢者の方は2回受けた方がよいといわれています。
肺炎などのリスクが高く、重症化を防ぐためです。
子どもが2回受ける理由とは?
ワクチンを2回接種することで、より抵抗力が増します。
1回で得られる抵抗力より2回で得られる抵抗力の方が大きいので、より安心ということです。
しかし、1回でも接種しないより良いといわれています。
子ども(13歳未満)は2回接種するので、11月に1回目を受けて、12月に2回目を受けるのといいですね。
ワクチンの接種は、通常2回受けますが、1~4週間の間をあけて行います。
3週くらいあけるのがベストです。
インフルエンザの予防接種の値段 まとめ
インフルエンザの予防接種は自由診療なので、ワクチンの値段は医療機関で異なります。
平均して3,000円くらいです。
インフルエンザが大流行すると、どうしてもかかってしまう場合があります。
できれば11月中にワクチンを接種して、冬のインフルエンザに備えましょう。
インフルエンザを予防できますし、万一かかっても、軽い症状で済みますから。
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