広島県宮島の厳島神社へ参拝に行ってきました。
子供たちの修学旅行先でなじみは深いのですが、私は厳島神社に行ったことがありませんでした。
海に浮かぶ厳島神社の大鳥居が見たいと思って、70歳の主人と一緒に旅行の計画を立てました。
70歳って、古希というんですってね。
これからも、健康で夫婦仲良く暮らしていけることを願う「古希祝い」の旅行になりました。
フェリーに乗ったり、ロープウェイに乗ったり、体力と相談しながらの、楽しい古希の旅です。
私は、厳島神社の大鳥居は有名なので知っていましたが、「弥山(みせん)」は知らなかったんです。
これから世界遺産日本三景「宮島・弥山」へ行かれる方に、押さえておきたい旅のポイントを教えちゃいますね。
宮島 厳島神社参拝では鹿の歓迎
フェリーに乗り、10分ほどで宮島に着きます。
大鳥居便というフェリーが運航されていて、大鳥居を正面から見られるらしいです。
とりあえず、宮島に行くにはフェリーに乗るらしいという、浅い情報しかもってなかったので、大鳥居便はスルーしてしまいました。
通常便も大鳥居便も、所要時間は約10分なので、スピードアップしながら運行するんでしょうね。
JR宮島口駅からJR宮島口桟橋まで数分歩きます。
なにげなく切符を買ったのですが、買ったあとからフェリー会社が2つあることに気がつきました。
どっちに乗ったらいいのかわからないまま、みんなが並んでいた方に行ったらそのまま乗船できたので、よかったです。
帰りはなんと、みんなが並んでいた方に行ったら、この切符はココじゃないですと断れました。
よく見ると、隣にも改札が…
列がなかったのは、みなさんすでに乗船済みだったから。
あわてて行って駆け足でフェリーに乗り込んだら、まだ着席しないうちに岸壁を離れ始めました。
ラッキー!
ギリギリ間に合いましたが、あわてなくても10分おきくらいに出航するので大丈夫なんですよ。
厳島神社で鹿の歓迎
宮島フェリーターミナルから厳島神社まで徒歩で15分くらいかな。
その間に、鹿の歓迎をうけました。
あちらこちらに鹿がいて、エサをねだってと言うより、エサをねらっていました。
もちろん、子供に人気で撫でられまくっていました。
小さな子は怖がって、なかには泣いている子もいましたけどね。
おとなしくて、いい鹿さんたちですよ。
奈良の鹿より穏やかでした。
ただ、残念だったのは干潮で大鳥居のまわりに水がなかったこと。
海に浮かぶ大鳥居を想像していたら、なんと大鳥居のまわりは人だらけ。
厳島神社の参拝料は300円です。
御朱印が欲しかったので、参拝料を払って朱塗りの通路を進みました。
今は御朱印ブームらしく、若い女性やおじさんたちで行列でしたが、30分くらい並んで御朱印をいただきましたよ。
宮島で御朱印いただきました!
私の御朱印ブームはかれこれ10年になります。
スタートは富士山の浅間神社から。
浅間神社のあまりの荘厳さに圧倒されました。
そこで御朱印帳を買って、初御朱印です。
厳島神社は有名なので、ぜひとも頂かなくては!と気合を入れて臨みました。
私の前に並んでいた女性は御朱印帳も買っていましたね。
宮島の御朱印帳は1,000円です。
それに、御朱印代の300円がかかります。
書いてくださる方は、失敗が許されないので大変だろうなと思いました。
宮島の干潮と満潮の時間は?鳥居は人でいっぱい
厳島神社は世界遺産です。
国宝で、祭神はイチキシマヒメノミコト、タギツヒメノミコト、タゴリヒメノミコトを祀っています。
最古の記録がある平清盛の仁安3年(1168)の造営のものを初代とすると,現在のものは8代目となる。
厳島神社の背後にそびえる弥山は神体山であるため、手つかずの原始林が残っている。
山頂付近には弘法大師が開いたという弥山本堂(求聞持塔)、霊火堂などが建立されている。
宮島の潮汐表
潮位100cm以下で鳥居まで歩いて行けるといわれています。 潮位250cm以上で嚴島神社が海に浮かんで見られます。 |
季節と時間帯により、海の干満は変わります。
私が行った日の満潮は午前8時くらいでした。
私が行ったのは大鳥居の潮位が50㎝前後の頃で、鳥居の下まで歩いて行ける時間帯でした。
海に浮かぶ大鳥居を見たい方は、潮汐表で干満を確認して行った方がいいですね。
まさか、大鳥居の下まで歩いて行けるとは予想もしていませんでした。
下調べ不足ですね。
宮島でフェリーはどっちに乗るの?時間は?
赤いフェリーがJR西日本宮島フェリーです。
JRフェリーは少し大回りをして、厳島神社の大鳥居付近を通ってくれます。
時刻表はこちら
私が乗ったのは大松汽船のフェリーです。
本数が多くて、宮島までまっすぐに進みます。
大鳥居は遠くに見えていました。
下調べなしの、行き当たりばったりの旅ですからよく失敗をしますが、わかっていたらJRフェリーで大鳥居を廻りたかったのですね~
しかし、干潮ではまず大鳥居が海に浮かんでいない・・・
宮島 ロープウェイの料金は?
宮島ロープウェイの所要時間は15分から20分でしょうか。
途中、榧谷駅(かやたにえき)で乗り換えがあります。
ロープウェイはどんどん来るので、そんなに待たずに乗れますよ。
料金は、大人の往復で1,800円でした。
子どもは往復で900円ですね。
宮島のロープウェイ駅までバスで行けます!
厳島神社から山手の方へ行くとロープウェイがあります。
ロープウェイまで、少し距離がるので、宮島ロープウェイへ行く無料バスが出ているんです。
無料バスの乗り場へ行くには、途中に宮島の五重塔を左手に見て進みます。
岩惣というホテルの横手にバス停がありますが、元気のいい方はロープウェイの駅まで歩いていける距離です。
私達は古希祝いなので、当然バスです。(笑)
崖っぷちの細い道をマイクロバスがどんどん登っていくと、紅葉谷駅が現れます。
ただし、急な階段をそこそこ登らないと、ロープウェイ乗り場まで行けません。
結構きつい階段でしたが、頑張るしかない!
ふと見れば、バスを待っているときに私たちの前を元気に歩いて行った外人さんのカップルがいました。
偶然、ロープウェイも相乗りになりましたよ。
榧谷駅(かやたにえき)で交走式のロープウェイに乗り換えて、終点の獅子岩駅まで。
ロープウェイが満員で、景色があまり見えなかったので、降りてから獅子岩駅で見た絶景はなかなかのものでしたよ。
ロープウェイは楽して山頂まで行けるので好きですが、弥山山頂はロープウェイを降りてから、約1時間歩いて往復しなければいけないところにありました。
残念ですが、体力を考えてスルーしました。
でも、獅子岩駅から見た景色も素晴らしかったですよ。
山頂にある弥山展望台まで行くと、360°パノラマの景色が見られます。
瀬戸内海の島々や、遠く四国連山も望めるそうです。
弥山を開基したのは真言宗開祖「弘法大師・空海」です。 空海は遣唐使の使命を終え、京の都へ帰る途中に弥山へ立ち寄り、護摩を焚いて100日間に及ぶ求聞持(ぐもんじ)の秘法を修したといわれているそうです。 |
宮島・厳島神社への旅はこちらからどうぞ
宮島 厳島神社参拝を終えて
厳島神社のスケールの大きさがよくわかりました。
後ろにひかえる弥山は弘法大師が開基されたとか。
御朱印をありがたくいただき、健康を祈った旅になりました。