浴衣の着方 女性が自分で着る場合
七夕や花火大会などに浴衣を着てみたいと思うのは女心です。
浴衣を着ると女性の魅力が3割アップするそうですから、ここはぜひ浴衣を着てみましょう。
振袖などの着物は一人では着られませんが、浴衣は意外と簡単に着られます。
自分で着られたら、着崩れしても自分である程度はなおせますよ。
花火大会やお祭りの本番までに練習してみてください。
きっと上手に着られるようになりますよ。
Contents
浴衣の着方 女性はどっちが前なの?
まず、右前、左前とは何なのかを知りましょう。
浴衣を着るときには浴衣を羽織り、浴衣の前身頃(まえみごろ)を身体に合わせます。
前身頃(まえみごろ)とは、着物の前の部分です。背中の部分は後身頃になります。
右側の身頃を初めに体に合わせて、次に左側の身頃を身体に合わせます。
着物は男女とも右前(みぎまえ)という着方で着ます。
正面から見ると、左側の身頃が上になります。(向かって右が上です…ややこしい)
一見、左側が前のように感じられますが、これを右前と呼び、浴衣(着物)の着方として正解です。
右前、左前といいますが、わかりにくいので意味を知りましょう。
まず、前(まえ)と書いていますが、実際は「まえ」というより先「さき」という意味です。
右の身頃を先(前)に身体に合わせ、次に左の身頃を合わせます。
これが右前ですね。着物はすべて右前で着ます。
ちなみに、左前に着ると昔の方にすごく怒られますよ。
左前(ひだりまえ)に着物を着るのはお葬式のときの亡くなられた方だからです。
おばあちゃんには縁起が悪いと特に嫌がられますね。
左前は先に左側の身頃を身体に合わせしまった結果です。
つまり、右の身頃が正面から見て上になります。
浴衣の着方を教えて! 女性の着付け
右前、左前を間違わないように気をつけて、浴衣の着付けにチャレンジしてみましょう。
浴衣の着付けは簡単なので、練習をすれば上手に着られるようになりますよ。
ムリっぽかったら、お母さんに手伝ってもらうのもいいですね。
浴衣の着付けの動画を分解・解説する
自分で着られる浴衣 自分で帯も結べます。
モデルさんはとても着慣れていらっしゃるので、浴衣の着付けがとても簡単に見えます。
帯もご自分で結ばれています。
コツをつかめばできそうな気がしませんか?
浴衣の着付けの準備
早速、浴衣を着てみましょう。でも、まず浴衣を着付ける前の準備が重要です。
着付けの前に髪をセットしてください。
浴衣を着付けてから髪をセットすると着崩れしやすいし、浴衣が汚れたりします。
浴衣は前日にハンガーにかけて、しわがあったらアイロンをかけておきます。
できれば、全身が写る鏡があるとわかりやすいです。
浴衣の基本の着付け
腰紐、伊達締め、帯を取りやすいところに掛けておくと、使う時にしゃがまなくてもすみます。
下着として浴衣スリップや肌襦袢、裾除けなどをつけてから浴衣をはおります。
浴衣の衿先の20cmぐらい上を持って、体の前でそろえ、背縫いが背中の中心に来るように調節します。
裾をくるぶしくらいの高さに上げます。
左右の手で衿の両端を持ち、まず、右手の下前を左脇へ持っていきます。
その時、背中の中心がずれないようにします。
端を10cmぐらい上にあげるようにして重ねます。
今度は左手側を前に持っていきます。
このときは端を5cmほど上げながら、たるまないようにぴったり合わせてください。
右手で腰骨の辺で押さえ、裾の位置を固定します。
左手でかけてあった浴衣の腰紐の真ん中辺りを持ちます。
両手で押さえるようにささえて左手を左方向へずらします。
紐を後ろで交差させて前に持ってきます。ここでギユッときつく締めます。
これがゆるいと着崩れの原因になるので気をつけてください。
体の前で紐を重ね、下側の紐で前に当てた2本の紐を上から下へ2回くぐらせて、からげます。
余った紐の端は、それぞれの逆の方向にひっぱり(ほどけにくいように)、脇で腰の紐にはさみます。
後ろのおはしょりを整えます。
身八つ口から手を入れて、なるべく腰と平行になるように整えます。
背縫い線が中心に来るようにします。
衣紋の開きを決めます。指3本分ぐらいが基本です。
前をざっとあわせます。
衿合わせがのどのくぼみあたりにくるようにします。
余分なしわを両脇に持っていき、全体を整えます。
次に伊達締めをつけます。
おはしょりがきれいに整ったら伊達締めをします。これはひもがついたタイプです。
腰紐と同じく右で押さえて、幅の広い部分を前にぴったりとあてます。
端についている紐を後ろで交差して前で結びます。
今度はそれほどきつく締めなくても大丈夫です。
腰紐と同じように結びます。余った紐は脇にいれます。
後ろのおはしょりを整えます。
前のおはしょりを整えます。
伊達締めの上から帯を結んでいきます。
基本の文庫結びです。
文庫結びは大人から子供まで、浴衣を着る人の年齢を問いません。
半幅帯の50cmぐらいを半分に折り、手先を作ります。
(始めのうちは50cmのところを洗濯ばさみでとめておくとよいでしょう。)
右肩にのせて折ったところで帯を広げ、左から後ろへ巻いていきます。
背中から右脇へ持っていき、脇ではさんでささえます。
前を通して、もうひと巻きまわします。
帯の端を前へ持ってきたら、下側の帯を押さえながら、上の帯をぎゅっとひっぱって締めます。
肩にかけた手先を上からかぶせて下から抜きます。
前で、結びます。結び目が帯の上の方に乗るくらいの位置がきれいに帯が結べます。
結ぶときは、まず斜めにしっかりぎゅっと引きます。
次に一度、たてに引っ張るとしっかり結べます。
帯の長い方(垂れ)を、結んだ方向の反対側に広げます。
結び目のきわで垂れを開くとゆるみにくくなります。
だいたい身体の幅くらいの長さにびょうぶのように折っていきます。
たたんだ帯の真ん中を全体的につまみます。
つまんだ帯の、上と下もたたんでそろえリボンのかたちにします。
リボンの真ん中に手先を上からかぶせ、リボンの下を通し、一度上に出します。
もう一度上からかぶせ、手先の端を帯の中にいれます。
羽根を広げたりして形を整えます。
出来上がった帯の形をこわさないように気をつけて、浴衣の前がはだけないよう左回りに、息をつめて帯を回します。
背中の真ん中に羽根が来ているかを確かめて出来上がりです。
自分で帯を結ぶときは、前で形を作ります。
その後で後ろへ回すので、伊達締めがあるとスムーズにまわります。
浴衣の着方 女性の帯の結び方
基本の帯の結び方 一文字 これならできそう!
帯の結び方をもう一度練習しましょう。
こちらは洗濯ばさみを使いますので、初心者さんにもやりやすいです。
帯の結び方
マリーゴールド 可愛いけれど、自分では難しいかも…
浴衣の着方 女性 まとめ
浴衣は夏の風物詩。
女性なら、一度は浴衣を着て花火大会やお祭りに行きたいもの。
自分で着付けができたら、もっと気軽に浴衣を着られます。
浴衣を着る練習をしてみませんか?
どなたか、実際に教えて下さる方がいたら、もっと簡単に学べます。
チャレンジしてみましょう!
浴衣 関連記事
浴衣の髪型 くるりんぱで可愛く決めたい!ミディアムとロングのくるりんぱ
浴衣の髪型 ミディアムヘアの中学生に合うのは?ボブの高校生なら?
浴衣に合う髪型を美容院にお願いしたい!大人っぽい雰囲気にするには?
浴衣の着方!女性が温泉で着る浴衣とは?旅館浴衣の帯の結び方・男女
旅館浴衣でかわいい髪型にチャレンジ!はだけない帯の結び方とメイクの仕方